本と音楽と旨いもん

日常や考えたことなどを気ままに。本や音楽の紹介も。

インターネット依存症増加と聞いて、考えとかを。

昨日NHKでインターネット依存症の中高生が増えているとの特集をやっていた。

TVに出ていた少年なんかはちゃんと病院に行って依存症を治そうとしていたが、その考えに至るだけましなのだろう。

依存症なんてものは中毒と同じようなものなのだから、

いくら親に言われても「うるせぇババア!」と罵って、

耳を貸さない中高生の方が多いに決まっている。

ただでさえ反抗したがる時期だ。

 

確かに実生活に支障をきたす程に依存しているのならば、

その人にとってインターネットは麻薬であり、悪なのかもしれない。

 

しかしこのご時世、インターネットから離れて生活することは難しいだろう。

友人関係もメールを送ったり、Lineを使ったりと常にインターネットを介して繋がっているのが当たり前だ。

実生活と複雑に絡み合っているインターネットに依存している状態は、

本当にどうしようもなく、抜け出すのは難しいと思う。

mixiが流行っていた頃にも、気軽にメールが送れるようになった頃にも、似たような問題として挙げられていた記憶がある。

自宅に居る時まで人間関係に縛られ、SNSに縛られ・・・大変だ。

 

私なんかは、そういうしがらみがめんどくさくて好きじゃないのと、

元からのさっぱりとした性格のおかげで適当にやり過ごしたり無視したりと、自由気ままにやっているからどうにかなっている。

皆がみんなこういう風に出来ればいいのだろうが、そうもいかないのは当たり前。

そういうのが好きでしょうがないとなると、また厄介だろう。

 

もう一つ。インターネットのみの人間関係に依存してしまうパターン。

オンラインゲームだったり、チャットだったり、ツイッターだったりSNSだったり。

色々なパターンはあると思うが、インターネット上のみの人間関係って言うのは、非常に気楽でかつ、ちょうどいい距離感だ、というのが個人的な感想である。

理由は二つあり、

一つ目はいつでも切れる関係ということ。

ネット上の人間関係は現実世界の人間関係に影響を及ぼさないので、いざとなれば何らかの方法で切ることが出来る。

これが非常に気持ちを楽にする。

二つ目はお互いが他人であり、ある程度の気遣いを自然に行っている。という点から。

これが出来ない奴はさっさと一つ目の理由にのっとりバッサリとさようならしてしまえばよい。

そうすると、自分にあった人ばっかりが残る。

何と素晴らしいことだろう。そりゃ依存する人が増えますよ。

 

これもはまったら抜け出すのが難しそう。

私の場合は、お互いがちゃんと実生活を営んでいるうえでの関係しか築いていないので全く問題ないが・・・

人間楽な方へと逃げる生き物。

どこまで行っていいのかまだわからない歳だと、のめりこんじゃうわけ。

楽だもの、楽しいもの。

 

さて、じゃあインターネット依存症が増えている。

では対策は?という問題がある。

正直上に書いた通り、依存から抜け出すのは難しいと思う。

特に実生活に食い込んだインターネットから若者をはがすのは不可能に近いし、

それこそ友人を失いかねないのではないか。

(そんなことで失う友人は友人ではないと思うが、そうもいかないのだろう)

 

自分、もしくは周りの人がどうにかしないといけない問題となると、

やはり教育が一番の大きなポイントとなるのではないか。

依存することのデメリットというか、しなくなるような価値観の育成や教育。

んー・・・難しい。

あとは自覚させ、問題視させることも大切か。

私なんかは明らかに依存症だが、一周回って上手く立ち回ってると自分では思っている。

 

 

おまけ

インターネットは悪だ!!

って記事を書いている方。。。

貴方が使っているメディアは何ですか?

インターネットです!!!

 

インターネットのメリットは大きすぎて、これが広まらないわけがない。

デメリットだけに目を向けて批判するのは下らないのでやめよう。